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総支配人よりご挨拶
アリビラメンバーズクラブの皆様
平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
ジメジメと蒸し暑い梅雨がようやく明け、いよいよ沖縄は夏本番です。青い空と青い海、そして焼けるような強い日差しの下、生命力あふれる緑が育っていく様に沖縄らしさを感じます。アリビラでも、ニライビーチから聞こえるジェットスキーの音をバックに、ガーデンプールで元気よく泳ぐお子様たちの楽しそうな声が聞こえています。
さて、先月号でご案内しましたが、6月25日に読谷村内で開催されたハーリー大会の結果報告をいたします。我らアリビラチームは無事ゴールいたしました。昨年転覆した悔しさをバネに練習した成果もあり、今年は折り返しポイントも直線コースも、見事なチームワークを発揮して、最後までオールを漕ぎきることができました。皆様のご声援のおかげでございます。この場をお借りして、御礼申し上げます。
またこのたびホテル日航アリビラは、6月27日に開業29周年を迎えることができました。これもひとえに皆様のご支援の賜物と深く感謝申し上げます。今後も皆様に愛されるホテルとしてあり続けられるよう、一層の努力を重ねてまいります。
これからもホテル日航アリビラをご愛顧賜りますよう宜しくお願いいたします。
2023年7月
ホテル日航アリビラ総支配人 中島 浩一
季節だより
7月号はアリビラスタッフからのご挨拶、「スーパーソル オリジナルコースター販売」や「電動アシスト自転車導入」のご案内、「あぐー豚出汁しゃぶ会席」や「総料理長へのインタビュー」などのトピックスをお届けいたします。
「ニライビーチの虜」マリンハウススタッフより
アリビラメンバーズクラブの皆様は、初めてニライビーチを見たときの感動を覚えていますか?白くきめ細やかでやわらかな砂浜、そこにおりたときに包み込まれる波の音、そして視界いっぱいに広がる真っ青な水平線。波打ち際の向こうには、キラキラと輝く透明な海の中を泳ぐ小さな魚たち。年齢を問わず、誰もが自然の海の美しさに魅入られたことと思います。
私たちマリンハウススタッフも、全員がニライビーチの虜です。朝はもっとも海の色が青く見え、昼には眩しい太陽の下でマリンスポーツや遊泳を楽しみ、夕方には海に沈む夕陽を満喫することができます。時間とともに変わる海の表情が大きな魅力で、こんなに楽しく働ける環境は他にないと感じます。
毎日ニライビーチの美しい景色を見ながら、マリンスポーツやセーリングをお客様と楽しめること、そして海に入ってわくわくする気持ちをお客様と共有できることも、大きなこの上ない喜びです。お客様が、ウェイクボードスクールやサーフィンスクールなどレベルの高いアクティビティに初めて挑戦したあと、成功し一緒にハイタッチして喜びを分かち合えることが何よりも嬉しいですし、泳ぐどころか水に顔をつけることさえ怖がっていたお子様が、シュノーケリング体験で少しずつ水に慣れ、魚に餌をあげて喜んでいる姿を見たときは、保護者の方と一緒に感動して涙してしまうということもありました。
ニライビーチは自然をそのまま残していることで、干満によって全く異なる海の表情をみせてくれます。アリビラメンバーズクラブの皆様へは引き続き「安心」と「安全」をモットーに、様々な海の楽しみ方をご提案し、心に残る最高の思い出づくりのお手伝いができるよう努めていきたいと思います。ぜひニライビーチでゆったりと過ごす贅沢な時間をお楽しみください。
マリンハウス
新商品「ALIVILA」エココースター販売開始
捨てられる運命だったガラス瓶から生まれ変わった、地球にやさしい沖縄生まれの未来素材「スーパーソル」を原料にしたオリジナルコースター。吸水性抜群でグラスの水分をあっという間に吸いとります。また耐火性にも優れており温かいお飲み物にもご使用いただけます。ぜひ、お手に取ってお好きな色をお選びください。
事業部
期間 | 2023年6月22日販売開始 |
時間 | 8:00~22:00 |
場所 | ショップ「メルカード」 |
価格 | 1,100円(税込み) |
電動アシスト自転車レンタル開始
読谷村には世界遺産の座喜味城跡や、人気の陶芸工房が並ぶ「やちむんの里」など、数多くの観光地があります。電動アシスト自転車でゆったりと巡る旅はいかがでしょうか。漕ぎ出した瞬間の走り出しがたくましく、坂道もスイスイ。どこまでも行きたくなること間違いなしです。文化と伝統が残る読谷村を電動アシスト自転車でお楽しみください。
事業部
期間 | 2023年7月1日~ |
時間 | 9:00~17:00(最終受付16:00) *17:00までに返却ください |
場所 | フィールドハウス |
レンタル価格 | 宿泊者料金(消費税込) 2時間以内 1,500円 3時間 2,000円 4時間 2,500円 5時間 3,000円 6時間以上 4,000円 |
ご予約・お問合せ | フィールドハウス 098-982-9111(内線6752) |
あぐー豚の旨味を存分に味わう会席
日本料理・琉球料理「佐和」では、5月に総料理長に就任した並里 吉明監修のもと、「あぐー豚出汁しゃぶ会席」を販売します。
今回は肉質が柔らかく脂肪に甘みや旨味が多く含まれている沖縄のブランド豚『あぐー豚』に注目。お肉はもちろん、あぐー豚から出る出汁まで美味しく召し上がっていただきたいという思いを込めて、試行錯誤を重ねて商品化にたどり着きました。 あぐー豚出汁をくぐらせたお肉は屋我地島(やがじしま)の塩と一緒に召し上がっていただくことで脂の甘みをより深くお楽しみいただけます。鍋の締めには肉や野菜の旨味がたっぷりと出た出汁に絡みやすい沖縄そばのほか、あぐー豚出汁をかけていただく「トンファン(豚飯)」もおすすめです。ぜひこの機会にあぐー豚をご堪能下さい。
料飲部
期間 | 2023年7月22日~8月26日 |
時間 | 17:30~21:30(L.O.21:00) |
場所 | 日本料理・琉球料理「佐和」 |
料金 | 1名様8,500円(消費税、サービス料込) *2名様より承ります |
ご予約・お問合せ | レストラン予約課 098-989-9021 |
ホテル日航アリビラ総料理長に並里吉明が就任「夕食の時間」
2023年5月1日付けで、ホテル日航アリビラ総料理長に並里 吉明が就任いたしました。アリビラが開業した1994年より、日本料理・琉球料理「佐和」の調理部門に従事し、沖縄料理をいかにおいしく食べていただけるかを研究しつづけてきた並里にインタビューをしました。
・並里総料理長がアリビラに入社したきかっけを教えてください。
『前料理長の柏原とともに那覇の料理店で働いていたところ、アリビラ開業に伴い柏原と同時に誘われ入社しました。当時、柏原は34歳、私は23歳と、いまから思い返すとかなりの若造でしたが、日頃から柏原には新しいことに挑戦する精神を鍛えられていたので、アリビラへもチャレンジするつもりで入社したことを覚えています』
・普段、仕事中はどのようなことを大切にしていますか。
『まずは、「プラスαの精神」です。お客様にお食事を提供するとき、お客様の期待をほんの少し上回るプラスαのサービスやサプライズ、そして遊び心を大切にしています。その「ほんの少し」が、お客様に喜びや感動を与えると考えています。また、自身の成長のためには、100%の力を出して自己満足するのではなく、柔軟に物事を考え続け、自身にプラスαの要素を加えて120%の力が出せるように常に努力することも重要です。
次に大切にしているのは「チームワーク」です。新メニューを提案し実行するときは必ず他者・他セクション・他部署の手助けが必要不可欠です。他者の意見も受け入れつつ、チームワークを築いていくと物事はとても良い方向に向かっていくと考えます。そんなチームワークを見ながら育ったスタッフが、部下を持ち先輩になったとき、今度は部下のチームワークづくりのフォローがきちんとできるように、そういう良い人財育成が循環するような環境を常に目指しています。
最後に大切にしているのは「夕食の時間」です。例えば、アリビラに宿泊しているお客様が、1日中海で遊んだり、観光に出かけたりして楽しんだあと、その日の最後に食べる夕食がとんでもなく美味しくなかったら、せっかく楽しく過ごした1日の思い出がとても残念なものになってしまうでしょう。私たち調理スタッフには、お客様に「夕食の時間」を満足していただき、1日の締めくくりにふさわしいお食事を提供する義務があると考えています。そんな料理を作るためには、自己満足していてはもちろんダメですし、的外れなイメージを持っていてもダメです。美味しい料理にはストーリー性や、綿密な計画、そしてバランスが必要です。私は後輩たちにそんなイメージをしっかり持ってもらえるよう指導しています』
・あぐー豚出汁しゃぶ会席も、そんなイメージのもと作られたメニューですか。
あぐー豚出汁しゃぶ会席は、私の監修のもと、部下の「あぐー豚の甘味や旨味を伝えたい」という思いから生まれたメニューです。出汁は、火鍋で肉を煮ただけでは出ないので、蒸した骨を使用しました。出汁をシンプルに味わうには、塩が最適だと判断したところ、甘味が非常に分かりやすくなりました。またツァイファン(菜飯)やケイファン(鶏飯)は一般的に知られていますが、トンファン(豚飯)は珍しいメニューなのでおすすめです。
・今後、どのような業務に専念される予定ですか。
『スタッフを育てる責任があると思っています。料理長のときは、料理を作ることに専念していましたが、総料理長になってからは和洋レストランスタッフの人財育成に力を入れたいと考えています。各々のスタッフが自ら工夫し、業務の効率化を意識することが成長に繋がると考えています。育成の場ではよく「後輩が仕事を覚えてくれない。失敗ばかりして困る」と嘆く人を見かけますが、後輩を責めたり否定したりすることは間違いだということを理解してほしいです。後輩が、仕事を覚えないことも失敗ばかりすることも、育成担当者の責任だと私は感じています。人間に100点満点はないので、人を育てるには「課題を与え」「いいところを育てる」ことが大切ですね。』
・アリビラメンバーズクラブの皆様へ一言お願いします。
『いつもアリビラをご利用いただき誠にありがとうございます。日本料理・琉球料理「佐和」をはじめ、レストランでは「幸せな夕食の時間」を皆様に提供できるよう、そしてご滞在中に素敵な時間をお過ごしいただけるよう、スタッフ一同努めております。今後ともどうぞよろしくお願いします。』
総料理長 並里 吉明
次回更新 2023年8月1日